朝日新聞社では、国連が定めたSDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)がどれだけ広まっているか、東京・神奈川に住む3000人を対象に調査をしました。調査は4回目。「SDGsという言葉を聞いたことがあるか」という質問に「ある」と答えた人は前回より増え19%。5人に1人がSDGsに触れたことになります。17の目標は、「関心がある」が前回より増えたものが多く、SDGsが広がりをみせていることがわかりました。
東京・神奈川に住み、調査会社のPCリサーチパネルに登録している15~69歳が対象です。2019年2月14、15日にかけてネットを通じて質問して、回収数は3000人。3回目は2018年7月、2回目は同年2月、1回目は2017年7月に実施しています。(記事中の調査結果は小数点以下を四捨五入しています)
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■「SDGsを聞いたことある」
男性が大きく伸びる
「SDGsという言葉を聞いたことがあるか」という質問に対して、
「ある」19%
前回より5ポイント増えました。
男女別では、
男性23%(16%=カッコ内はいずれも前回)
女性14%(11%)
男性の伸びが大きいです。
管理職36%(27%)
事務・技術職23%(15%)
学生20%(18%)
の順でした。
管理職で「聞いたことがある」と答えた人は初めて3割を超えました。
また、事務・技術職のスコアが伸び、学生と順位が逆転しました。
■「新聞」「テレビ」「仕事」で知るSDGs
「SDGsの内容」を「全く知らない」と答えた以外の人に、「SDGsをどうやって知ったか」を尋ねたところ、
「新聞を読んで」46%(48%)
「テレビを見て」31%(29%)
「仕事で関わり」23%(27%)
の順でした。
「職場で聞いて」14%(12%)
「学校で学んで」13%(10%)
などが増えました。
■関心ある目標は
「健康・福祉」「貧困」「海の豊かさ」
全員に17ある目標への関心をきいたところ
すべての人に健康と福祉を33%(28%)
貧困をなくそう31%(27%)
海の豊かさを守ろう28%(27%)
の順でした。
ほぼすべての目標で前回よりも数字を伸ばしました。
■SDGs認知度調査
〇調査対象:東京都か神奈川県に住み、クロス・マーケティング社のリサーチパネルに登録している15〜69歳の男女
〇調査方法:ウェブアンケート
〇調査日:第1回:2017年7月28、29日、第2回:2018年2月8、9日、第3回:2018年7月26、27日、第4回:2019年2月14、15日、第5回:2019年8月1、2日、第6回:2020年2月20、21日
〇回収数:第1回:3136、第2回:3151、第3回:3000、第4回:3000、第5回:3000、第6回:3017
SDGs認知度調査 第1回・第2回報告
SDGs認知度調査 第3回報告
SDGs認知度調査 第4回報告
SDGs認知度調査 第5回報告
SDGs認知度調査 第6回報告
SDGs認知度調査 第7回報告