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授業、ワークショップで大活躍 「SDGsふせん」で思考を「見える化」

2021.02.24
目標4:質の高い教育をみんなに
目標8:働きがいも 経済成長も
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsふせんを活用した授業

朝日新聞社は、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)達成に向け、様々な取り組みを推進しています。学校の授業や企業のワークショップで、新聞記事を活用してSDGsの理念を学ぶ取り組みも、その一つです。学習に使うキットとして人気なのが新聞記事に自分の考えを書き込んで貼れる「ペタッとSDGs 新聞学習ふせん」。参加者の思考を見える化し、情報共有や多角的なアプローチにつながる方法として、活用の場が広がっています。

思考の「見える化」で多様性に気づき、「自分ごと化」へ

SDGsふせん
SDGsを学ぶ授業やワークショップで活用できる「ペタッとSDGs 新聞学習ふせん」

「ペタッとSDGs 新聞学習ふせん(SDGsふせん)」は、SDGsの17目標が示されたふせんと、利用者が持続可能な社会に向けて必要と考える目標を自由に書き込める白紙のふせん、計18種類が一冊にまとまったキットです。日本NIE学会理事の有馬進一さんのアイデアをもとに朝日新聞社が独自開発したふせんシールです。

各ふせんは、余白部分に書き込みが出来るようになっています。授業やワークショップで、SDGsを意識しながら新聞記事を読み、関連すると思った目標のふせんに自分が気づいたこと、考えたことなどの「つぶやき」を書いて新聞にペタッと貼ります。各参加者がこの作業をすることで、自らの思考を見える化し、さらに他の参加者の考えを共有することができ、異なる意見、多様な考えがあることに気づき、問題や課題も浮かび上がります。 SDGsふせんを活用すれば、同じ記事でも、多様な見方があったり、異なる複数の目標が関係したりしていることが、一目ではっきり把握することができるので、活発な議論が期待できます。見える化した課題や問題について、グループ内での対話や議論を通じ、解決に向けての多角的なアプローチが可能になります。

SDGsふせん
自分の考えをふせんに書き込み、関連する新聞記事の近くに貼り、「見える化」

SDGsについて、身近なものとして考え、「自分ごと化」できるのも大きな特徴です。ふせんに書いた自らの「つぶやき」とSDGsの各目標がつながることで、日常生活でのちょっとした変化や工夫につながるかもしれません。

新聞とSDGsふせんを活用した事例
自分の考えをふせんに書き込み、関連する新聞記事の近くに貼り、「見える化」

「ペタッとSDGs 新聞学習ふせん」を活用した授業やワークショップの進め方

  1. SDGsを意識しながら新聞を読み「17目標」に関連する記事を三つ以上探す。
  2. 記事と関連するふせんを選び、余白に「つぶやき」と「名前」を書く。
    ※関連するゴールがない場合は、「18番目の目標」をつくる。
  3. 書いたふせんを新聞の見出しの近くに貼る。
  4. 選んだ記事、ふせん、つぶやきをグループで発表しあい共有する。
  5. 掲示した新聞にふせんを貼り直し、参加者全員のふせんを見て考えを共有する。
SDGsふせんを活用した授業
「つぶやき」を書いたふせんを貼った新聞をクラス全体で共有する

製造過程にSDGsにつながるコンセプト

SDGsふせん、実はその製造過程にもSDGsにつながるコンセプトが隠されています。
このふせんは、朝日新聞社の「ビジネス・アシスト・オフィス(BAO/ビーエーオー)」で製作しています。このBAOは、障がい者雇用を積極的に進めている朝日新聞社が、障がいのある人たちが安心して働ける職場として人事部の中に設けている部署です。障がい者雇用に関する専門知識を持ったサポーターのもとで、現在6人のスタッフが勤務しています。社内の色々な部署から依頼を受けて、各スタッフがそれぞれの得意分野を生かして業務の「アシスト」をしています。


SDGsふせんには、2020年10月より携わっています。スタッフは、台紙の決められた場所に18種類のふせんを貼りつけます。制作には、ふせんを貼る前に、台紙に折り線どおり折り目を付ける▽台紙からのりがはみ出ないよう、ふせん裏中央に適量ののりをつける▽目印どおりの位置にふせんを貼り付ける▽のりが乾いたら台紙を1枚ずつビニールに入れる……など、細かな作業が求められます。


BAOサポーターの福田朋子さんは「何をどう工夫すればもっときれいに速く仕上げられるかを、一人一人のスタッフが日々試行錯誤しながら考え、作業しています。企業や学校で学習キットとして使われることに、最初の1カ月程度はうれしさより緊張感の方が強く、5冊仕上げると疲れ切ってしまうスタッフもいましたが、毎日こなすうちに作業になれてきました。今ではより精度の高い商品を仕上げようと日々、一生懸命に取り組んでいます」と話します。


BAOでは、社が主催する展覧会・博覧会の配布物や「朝日新聞SHOP」の商品カタログ梱包(こんぽう)発送、パソコンを使った作業、契約書などのPDF化を行ってきました。SDGsの大切なコンセプトである「誰一人取り残さない(No one left behind)」。朝日新聞社はこの理念を共有し、障がいのある人がいきいきと働くことができる職場づくりを進めていきます。

BAOの作業の様子
障がいのある人が働く専門部署「ビジネス・アシスト・オフィス(BAO)」での作業の様子

可能性広がるSDGsふせん

「SDGsを学びたいけど、何から始めたらいいか分からない」という人にとっても、SDGsふせんは、手軽に始められるツールです。学びの手がかりとなるだけでなく、SDGs達成に向けた第一歩となるでしょう。思考の「見える化」ができるだけでなく、新たな気づきをもたらしてくれるはずです。

朝日新聞社では2018年3月から、新聞を教材にSDGsで示された世界が直面する17目標を考えてもらう「SDGs出前授業(ワークショップ)」を実施しています。これまで小中高校のほか、大学や特別支援学校、日本語学校、塾・予備校などで、3千人以上が受講しました。教員向けの講座では、1千人近い先生がその手法を体験しています。
担当するCSR推進部の遊佐美恵子さんは、多くの人がプログラムに参加している理由を「新聞とSDGsは親和性が非常に高く、『課題認識』にも適し、『主体的・対話的で深い学び』につながるプログラムだからです」と説明します。遊佐さんは「SDGsふせんを使った新聞活用の最大の特徴は『思考の見える化』とすぐに取り組める『簡単な手法』です。まずは、先生同士で、新聞を使った『ペタッとSDGs』体験をしてみませんか」と話しています。

     ◇

ペタッとふせんの授業への導入方法や活用法、新聞を活用した授業などについて、こちらで紹介しています。
「ペタッとSDGs新聞学習ふせん」は学校向けに朝日新聞社が直接販売しています。
1部550円(税抜価格500円)。A5判(A4二つ折り)。全18目標(ゴール)で各目標20枚(18番目は自由記入)。※ご購入は10部以上から。
購入を希望される学校はこちらから。

お問い合わせは、朝日新聞NIE事務局(petattosdgs@asahi.com / 03-5540-7870 平日10~17時) まで。

◆撮影協力:東京女子学園中学校高等学校

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