気候変動が進み、産業革命前に比べて世界の気温はすでに1度上昇しました。海面は上昇し、国土の一部が水没したり、強制移住を余儀なくされている国もあります。
また国際NGOの調査によると、世界でもっとも裕福な26人の総資産と、世界人口の下半分の38億人の総資産は同額だそう。格差の拡大が不平等感を生み、社会を不安定にする要因になっています。
気候変動と貧困化の速度は相関関係にあります。貧しい地域が気候変動の影響でさらに貧しくなり、負のスパイラルに陥る。そこに過激主義組織が入りこんでいく。21世紀に入って、紛争も、それに伴う難民や死者の数も右肩あがり。このままではもう地球はもたない。そんな危機感から生まれたのが「SDGs」です。