ジェンダーの違和感について読者のみなさまとともに考える朝日新聞夕刊企画「Hi sista」には、「普通ってなんだろう?」「なんだか生きづらい」などの声が寄せられます。
この度、紙面を飛び出したオンラインイベントで、社会の「普通」について考え、それぞれが自分らしくいられるヒントを探りたいと思います。2月20日(日)、3月3日(木)に、「パートナーシップ」と「ルッキズム」をテーマに全2回で開催します。
各回には、エッセイストの犬山紙子さんや作家の樋口毅宏さん、作家の山崎ナオコーラさんら豪華ゲストが登場します。
本イベントは2回シリーズですが、1度のお申し込みで2回分のご視聴が可能です。第1回が終了していても、お申し込み頂けます。
◆第1回 「今とこれからのパートナーシップ」2月20日(日)16:00~(1時間を予定)
「男が外で働き、女は家庭を守る」という時代では、もはやありません。それでも、恋愛や結婚、家族の形をめぐっては、さまざまな「普通」の圧力が付きまといます。世間の規範に縛られない、自由で対等なバディであるためには、どうすれば良いのでしょうか。ゲストのお二人の経験を手がかりに「十組十色」のパートナーシップのあり方を探ります。
《出演者》
・犬山紙子 (いぬやま・かみこ) エッセイスト。雑誌の編集者を経て、2011年に友人たちの恋愛模様をつづったブログ本でデビュー。ベーシスト・漫画家の劔樹人さんと14年に結婚、17年に娘を出産。ジェンダーロールではなくお互いの仕事量から家事育児を分担するスタイルを続け、現在はテレビや雑誌、Webなどで活動中。著書に「すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある」「私、子ども欲しいかもしれない。」など。
・樋口毅宏 (ひぐち・たけひろ) 作家。出版社勤務を経て、2009年に「さらば雑司ヶ谷」で小説家デビュー。15年に弁護士・タレントの三輪記子さんと結婚。家事と6歳の息子の子育てを主に担当する「主夫」として、ハードボイルド小説と育児日記の二刀流を実践している。著書に「おっぱいがほしい!―男の子育て日記―」「東京パパ友ラブストーリー」など。
司会・田中ゑれ奈 (たなか・ゑれな) 大阪本社生活文化部記者。2015年入社。京都生まれ。美術取材を担当。
◆第2回 「ルッキズムへの問いと、ありのままの私」3月3日(木)20:00~(1時間を予定)
体形や容姿などの外見に基づく差別は、「ルッキズム」とも言われ、社会問題とされています。容姿やふるまいに向けられた視線から自由になるには?自分らしくいるためのヒントは?ゲストの方の体験とともに考えます。
《出演者》
・山崎ナオコーラ (やまざき・なおこーら) 作家。2004年に「人のセックスを笑うな」でデビュー。メディアで顔出しすると、ネット上で、「ブス」と検索ワードにあがるように。19年、これまでの経験を綴った容姿差別をテーマにしたエッセイ「ブスの自信の持ち方」を出版した。「容姿によって生きづらさが生じるのは、本人の問題ではなく、社会の問題だ」と、社会の変革を訴える。
・和田彩花 (わだ・あやか) 出演予定/アイドル。15歳だった2010年にハロー!プロジェクトのアイドルグループ「スマイレージ(現アンジュルム)」としてメジャーデビュー。デビュー曲は日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞、2019年の卒業まで活躍した。現在も、「新しいアイドルの形」を目指して音楽活動や執筆活動などを続けている。大学院で学んだ美術にも関心を寄せる。
司会・寺田実穂子 (てらだ・みほこ) 大阪本社・生活文化部記者。2017年入社。静岡育ち。くらし報道を担当。ジェンダー問題なども取材。
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